介護を行う上で、ボディメカニクスは介護者と入居者(利用者)様、双方の負担を軽減する上で常用な要素となっています
ボディメカニクスには8原則があり、それらを取得することで介護だけでなく 様々な場面で生かすことができます
最近はユーチューブでも動画が沢山出ているので学べる機会は多いのではないでしょうか
8原則とは
〇支持基底面を広くとる 『足を広げる』
〇重心を下げる 『腰を低くする』
〇要介護者との距離を近づける 『重心を近くする』
〇要介護者の身体を小さくする 『力の分散を防ぎ摩擦部を減らす』
〇身体の大きな筋肉を使う 『腕だけに頼らない』
〇水平移動を意識する 『持ち上げる動作をしない』
〇手前に引く力を意識する 『引く力の方が小さい力で動かせる』
〇てこの原理を意識する 『小さい力で大きい力が発揮できる』
本などによって書き方はそれぞれですが、基本的には以上ようなことが8原則と言われています
文字だけでみるとイメージはつきにくいかもしれませんね
安全が大事
介助する中で、一番気をつけなくてはいけないことは 安全 です
入居者は勿論 介護者自身も怪我はしなくないですよね
無理に介助をすることで、入居者(利用者)様は恐怖を感じ、身体を固くししまい、結果介助者は負担の大きい態勢なることで、腰痛などのケガに至ってしまう
介助一つで信頼関係も壊れてしまう可能性もあります
その為にも、何度も実践し見つけていかなくてはなりません
特に意識すること
とはいえ介助に入ってきた人は 『どこを意識する』 わからないものですよね
私個人の意見ですが まずは 支持基底面を広くる・重心を低くする・要介護者との距離を近づける・要介護者の身体を小さくまとめる の4つを意識してもらったらいいのではと思っています
支持基底面を広くとることで介護者の態勢が安定し安全に介助に臨むことができます できれば肩幅以上はとっておいた方がいいのではと思っています
重心はできる限り要介護者と自分の胸の位置が同じに位置になるぐらいを意識しましょう 身長差によっては難しい場面もあるかもしれませんが・・・・。
要介護者と距離ですができれば胸の位置がこぶし一個分ぐらいの近づければいいと思っています 離れすぎると どうしても腕の力に頼ってしまうので、双方の恐怖心や負担も増大してしまいます
要介護者の身体を小さくまとめるのは 力の分散や介助時の身体のねじれを防ぐことができます
上記を意識するだけで 介助に対しる精神的負担が軽減されるのでは思っています
反復練習あるのみ
介護技術を身につけようとおもったら 職員同士で反復練習あるのみです
長年 介助していると技術は形骸化してしまうのがほとんどではないでしょうか そうならない為にも 年に数回は勉強の場を持ってほしいです
私も介護技術を職員に伝えているのは 技術を形骸化させないためにでもありますし、昔習ったことが 介護技術として今も正しいとは限らないので 自分自身の再勉強の場としても考えています
人に教えることは責任重大ですが 皆さんも 教え教わりながら 介護技術の上達を目指してほしいです